民間刑務所 美祢社会復帰促進センター
広島の原爆ドームを見学した翌日、私は山口県にいた。
「水と安全はタダ」と昔から言われてきた、平和ボケの国日本も、いよいよその地位が危うくなってきている。
相次ぐ凶悪犯罪、低下し続ける警察の検挙率と求心力。
かねてから「官から民へ」をキャッチフレーズに、郵政事業をはじめとしたお役所仕事の業務を民間に移譲するという動きが広がる、そんな中で、遂に刑務所までもが民間運営となってしまった。
PFI(Private Finance Initiative)と呼ばれる方式で、これまで公共サービスを公共が整備してきたものを、民間の資金によって整備して公共サービスを行うという考えのもと、日本初の刑務所が山口県美祢市に誕生していた。
その名も「美祢社会復帰促進センター」。
驚くべきは「刑務所」という名前まで消えてしまっていることだ。
「水と安全はタダ」と昔から言われてきた、平和ボケの国日本も、いよいよその地位が危うくなってきている。
相次ぐ凶悪犯罪、低下し続ける警察の検挙率と求心力。
かねてから「官から民へ」をキャッチフレーズに、郵政事業をはじめとしたお役所仕事の業務を民間に移譲するという動きが広がる、そんな中で、遂に刑務所までもが民間運営となってしまった。
PFI(Private Finance Initiative)と呼ばれる方式で、これまで公共サービスを公共が整備してきたものを、民間の資金によって整備して公共サービスを行うという考えのもと、日本初の刑務所が山口県美祢市に誕生していた。
その名も「美祢社会復帰促進センター」。
驚くべきは「刑務所」という名前まで消えてしまっていることだ。
ぶっちゃけ、知らずに前を通りがかっても、ここが刑務所だなんてことは一切わかりません。
入口付近には山口県随一の観光地・秋吉台のカルスト台地を模した造形がなされている。一体何やねんここはw
刑務所の運営は、セコムの関連会社である「美祢セコムグループ」が設立した法人「社会復帰サポート美祢株式会社」が行っている。
最も気になる「収容される受刑者」だが、男女いずれも「初犯のみ」で「心身に著しい障害がないこと」に合わせ、男子のみ「重大な犯罪ではないこと」「懲役1年から5年の範囲であること」「引受人がいるなど帰住環境が良いこと」など、いくつかの条件に当てはまる者に限られる。
その、噂の民間刑務所だが、ありがちな高いコンクリート壁で中が見えない状態ではなく、透けた鉄製のフェンスで圧迫感を感じにくいように出来上がっている。しかし中で生活しているのは立派な「受刑者」。男女500名ずつ、合わせて1000名の収容が可能だ。
外からでは様子はわからないし見学の受付もないので、テレビで見た情報しかわからんのだが、美祢社会復帰センターに収監されている受刑者は全員刑務所内を自由に動き回る事が出来るという。その代わり、彼ら全員には脱ぐ事が許されない、ICタグつきの館内着を身に着けており、四六時中居場所がわかるようになっていて、脱走する隙は一切与えられない。
施設の周囲はこのように車で回りながら外から見ることもできるが、セコムの警備員さんがしょっちゅう車で見張っているのが発見でき、見た感じでは警備は十分整っている。
もし万が一脱走があったときどうなるか。警備員は刑務官ではないため、脱走者を取り押さえたり触ったりすることができない。せいぜい逃げ道を塞ぐ程度しかできんわけだが、その時のために脱走者を取り押さえる正式な「刑務官」も常駐している。
また、美祢社会復帰促進センターは通常の刑務所とは違う特徴として、受刑者が出所後、これまで館内で行ってきた刑務作業に加え、資格取得などを積極的に行わせる事に力を入れている。定職に就かせ、再犯を予防することを目的としている。一部の受刑者にはプログラミング言語「Ruby」の教育を行い、そのまま刑務作業の一環として、ソフトウェア開発を行わせる、といった試みも行っているのだ。
そんなステキな「刑務所」、俺も入りたいから、どっかで悪いことしてくるわ!なんてアホな企みをしようなんて考える奴がいても、恐らくセンターの入所条件から外れるので、悪だくみはしない方が身の為ですよ(笑)
刑務官も募集しているので、よかったら応募してみてください。
山口県美祢の他にも、次々とPFI刑務所が出来つつある。島根県浜田市の「島根あさひ」、栃木県さくら市の「喜連川」、今年10月に開所する兵庫県加古川市の「播磨」などなど。
日本の犯罪化であちこちの刑務所が満杯になっているという現状に、こんな形で対応している所だ。我が大阪民国も、近年増加する特定アジア人系犯罪者の収容所として夢洲あたりをアルカトラズ島にしてもらいたいものだが。
参考記事
PFI - wikipedia
民間刑務所で Ruby によるソフトウェア開発者を養成、アウトソーシング業務を
元・女子刑務官ブログ
参考になりそうな書籍
初犯マニュアル
ある日突然、警察に呼び出されたら、どうする・どうなる改訂版