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埼玉ミステリーツアー さきたま古墳群 (1)

日本列島珍紀行「埼玉ミステリーツアー」と銘打って、観光不毛の地、ダサイタマなどとバカにされ続ける可哀想な埼玉県のいいところを発見する旅。次は関東最大級の「古墳群」である。

本来、古墳というものはとりわけ近畿圏に多く存在する。奈良、大阪、京都の古都三都を中心としたエリアに集中しているのだが、実は全国的にもあちこちで見かけることができる。当然この関東平野にも存在する。

埼玉県北部に行田市という町がある。ここに関東最大級の古墳群がある。
さきたま古墳群」は、9基もの大規模古墳の総称。古墳群を含めた敷地は「さきたま古墳公園」(さきたま風土記の丘)として県が整備している。

史蹟埼玉村古墳群
「史蹟埼玉村古墳群」同じ字を書くが読みは“さきたま”。
ついでにこの周辺の地名も「行田市大字埼玉」。

埼玉

交差点の名前も「埼玉」。

埼玉(東)

ついでに「埼玉(東)」。

埼玉県名発祥の地・行田

つまりここが埼玉県名発祥の地、なのである。
県名発祥の地が古墳群だとは果てしなく地味だが、ここが紛れも無い埼玉のグラウンド・ゼロ。
埼玉県章もよく見てみると16個の勾玉が円形に並べられているではないか。

浦和・与野・大宮の三市が合併して出来た政令指定都市「さいたま市」が漢字の「埼玉市」になれなかったのは、行田の埼玉の人らが抗議したからだそうです。ついでに平仮名の「さいたま」にも反対していたそうです。

さかもと

そんな行田の埼玉を代表するおみやげの店「はにわ処 さかもと」。
地元行田の「十万石ふくさや」製品の埼玉銘菓「さきたま餅」「十万石まんぢゅう」の看板にジモティ臭全開で萌え。

さて、この「さかもと」は一見すると古びた食料品店の様相を呈しているが、さきたま古墳公園周辺でお土産屋さんらしい場所といえばここくらいしか見当たらないのだ。埼玉銘菓から野菜まで乱雑に置かれているが、特徴的なのは大小さまざまの「埴輪」。古墳群では埴輪が数多く出土しているからだが、当然ここで売られているものは出土品などではなくレプリカだ。

さかもとのゼリーフライ

しかし行田と言えばやはりこれだろう。「ゼリーフライ」。
珍妙な名前と風貌のスナックフードである。だが決してゼリーを油で揚げた食べ物ではない。

おからとジャガイモに、卵と牛乳をつなぎにしたものを素揚げにし、ソースにくぐらせた食い物。小判の形をしていることから「銭フライ(富来)」と呼ばれていたものがなまって「ゼリーフライ」と呼ばれるようになった。

日露戦争に従軍した行田市出身の人が中国の野菜饅頭をヒントに考案した料理だそうな。「さかもと」のゼリーフライは、1個80円。見た目そのまんまの感想だが、そんな、とびっきり旨い食い物でもない。しかし、ここで関東コナモン文化の一端を知ることが出来て満足。

ついでに行田には「フライ」という別の名物料理もあるが、ゼリーフライとは全く違う食べ物である。混同しないように注意。

>後半へ続く。

参考記事
全国の古墳巡り
行田市世界遺産登録推進協議会

参考になりそうな書籍

さいたま古墳めぐり

36/7/25.429,139/28/56.323

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